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春の不調<目しばしば・首肩こり・イライラ・憂鬱・・・>「肝」の養生とは?


春ですね。

体調的には、きつくなる季節です。みなさん、いかがお過ごしですか?

 

中医学では、春は、五臓(肝心脾肺腎)のうち、「肝」が弱る季節とされています。
暖かくなると、行われなかった細胞の新陳代謝が始まり、体内に老廃物が増えます。また、外氣には、ウイルスがたくさん。それらを処理して体をきれいにするのに、肝臓が大忙しなのです。

 

肝臓には、体内にうまく氣を巡らせて、自律神経を働かせる働きもありますが、肝臓が忙しすぎて、肝氣が上昇しすぎた場合、イライラに歯止めが効かなくなったり、首肩こりや、うなじのこり、頭痛がでたりします。また、その氣がずっと外に流れず滞り、憂鬱、乳房や下腹の張り、食欲不振、ため息などが出ます。下痢や便秘、生理不順や、情緒不安定にもなってきます。(肝氣鬱結)

 

また、肝臓には、血を貯蔵する働きもありますが、忙しく働いた後、血を消耗して、目がしばしばしたり、肩こり、足がつるなどの症状が起こったり、氣を消耗して、元氣が出ない、冷えなどの症状が出ます。(肝血虚・氣虚)

 

ストレスを感じやすい体質(氣滞)の方は、肝氣鬱血の症状から、肝血虚・氣虚の症状に移行していく傾向がありますが、普段ストレスはあまり感じないが、疲れやすい体質(血虚・氣虚)の方は、肝血虚・氣虚の症状だけが出る場合があります。

 

症状にあわせて、次のものを食べてみてください!!すっきりしてきますよ!

 

☆肝氣鬱結のとき
酸味のある、苺、みかん、すもも、キウイ、梅干し、レモン、酢など。
(※梅干し、レモン、酢など、甘味のないものは、胃腸を弱める場合があるので、摂りすぎに注意)
苦味のある、セロリ、茗荷、菜の花、たけのこ、うど、たらの芽、ふきなど。
肝を冷やす、きゅうり、とまと、もやし、そば、小麦、豆腐など、涼性の食材。
氣を発散させる、みつば、食用菊、葛粉、ねぎ、生姜、ミント、紫蘇、香菜、春菊など。
(※ねぎ、生姜、ミント、紫蘇、香菜、春菊など辛味のものは、強すぎるため、摂りすぎに注意)

 

☆肝血虚・氣虚のとき
血を補う、ブルーベリー、プルーン、ラズベリー、くこの実、なつめ、ぶどうなど、赤っぽく、甘酸っぱいもの。ひじき、黒ごまなど、黒いもの。その他、うなぎ、人参、レバーなど。
タウリンが多く、肝機能を助ける、あさり、はまぐり、しじみ、かつお、かれいなど。
グリーンピースも肝の代謝機能を助けるのでおすすめ。

 

また、「肝」は、五行(木火土金水)の「木」にあたります。木のように、体をのびやかにすると、肝が元氣になるので、春の養生法として「楽な格好で外に出てゆったりと歩く(のが良い)」と、中医学の古典「黄帝内経」に示されています。

氣分がすぐれない日などは、ゆるめの衣服でのびのび感を、お楽しみください!!

(*^^*)

 

肝臓 

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